「日本の70年代 1968-1982」を見る(1)

埼玉近代美術館で開催中の「日本の70年代 1968-1982」展を見ました。この頃の芸術作品には、日本がいわゆる「経済大国」の道を上がって行く反面、学生運動が社会を変えれなかった挫折感がないまぜになった複雑な印象を持ちます。特に、現代音楽や山下洋輔など既成の枠組みを破壊するような表現は、挫折感と裏表の関係なのでしょう。展示されている作品は、なにごとも管理と契約、の現在から見ると、自由さが眩しく見えます。