「日本の70年代 1968-1982」を見る(2)

面白かったのは、1975年ごろの芸術専攻の大学生の部屋を再現した展示です。ラジカセや録音したカセットテープの山が懐かしく、本棚に思想書とか芸術論が並んでいるのも、現在とは相当異なるでしょう。 今まで埼玉近代美術館の展示は、アカデミックな芸術のものが多かったように思いますが、最近は草間彌生とか現代美術などを取り上げるようになってだいぶ変わってきたようです。都内の美術館のように、行くだけで疲れるようなこともないので、最近はお気に入りの場所になりつつあります。