選挙の日に思った

 昨日は、いつものマンション管理組合の打ち合わせ、近隣の公民館でなく、自治会の建物を借りて打ち合わせをしました。会議室にはお祭りの写真と、自民党候補のポスターが堂々と貼られています。そういえば自治会長は自民党の市議会議員であることを思い出しました。
 今日は選挙の日。立候補者が繰り出すフレーズのなかに、よくしがらみのない政治というフレーズを繰り出しますが、「しがらみ」というのはいったいなんだろう。
もし職場の労働組合に入っていれば、組合推薦の民主党候補に投票をお願いされるだろうし、隣近所が学会員なら公明党候補に投票をお願いされる。自治会活動を一生懸命手伝っていれば、自治会長のつながりで自民党候補への投票をお願いされる。駅頭で毎日のように辻立ちしても落選する候補もいれば、街頭演説に全く人が集まらないのにトップ当選する候補もいる。興味がわかなければ組合や自治会とか身近な組織が推薦する候補にそのま
ま投票することも多いと思います。政権を奪い取ったはずの民主党が、早々に無惨な姿になりはてて、むしろ反感を買っているのは、このような「しがらみ」を甘く見てたことにつきると思います。
 自分自身は、今回は共産党という選択をするつもりです。日本社会のなかで共産党は、旧ソ連の恐怖政治のイメージからアカ呼ばわりされ、自民党政権の批判勢力からも、蚊帳の外におかれた存在でした。民主党政権が内部分裂で無惨な姿をさらしてわかったのは、彼ら非自民・非共産をかたる勢力は、その時々の空気だけをあてにするだけで軸がない。支持することはできないです。
 一方で、近くの共産党市議会議員のブログなどをチェックすると、彼らが、地道な住民の要望を吸い上げてよく働いていることがわかります。このように根をはった活動をして、きちんと審議のできる共産党の議員が増えると、審議拒否とか不毛な戦術を繰り返している国会審議が、すこしはましになると思っています。