今朝の新聞は気が滅入る記事ばかり

 今朝12月4日の朝日新聞は、気分が滅入る記事が多かったですね。

 ひとつめは、もちろん特定秘密保護法案のこと、数の力を盾に、なにがなんでも強行採決を行おうとする政権側。昨年末の選挙結果からおそれていた、強権政治がついに発動したこと。

 もうひとつは、安部政権のNHKの編集に関する介入姿勢に関して。最近選ばれたNHK委員の人選は、まさに安部応援団の人たちばかりでした。第一次安部政権の時も、彼らはN

HK特集の内容に介入を行ったことがある。執拗にNHKに関与したがる悪い癖があります。

 その影響なのかどうかは定かではありませんが、2015年度の大河ドラマの主人公は吉田松陰の妹なのだそうです。記事によれば松蔭の死後、彼女は華族として一生をおくったのこと。「兄を尊敬して慕う妹の姿」とか「夫を内助の功で支える妻」なんて描かれたら、いかにも安部応援団の方々が喜びそうな安っぽいストーリーですね。

 彼らが好きな産経新聞を、3ヶ月だけ取ったことがあります。その時は、「教科書が教えない歴史」なんていう記事がありました。後に、国粋的な歴史教科書が作られるきっかけになった動きだったと思います。歴史といいながら、毎回、特定の人物を取り上げるだけの記事。彼らの言う歴史って、だだの偉人伝の集合体なの?と少々呆れたことを思い出します。