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ETV特集「ネットワークで作る放射能汚染地図」

録画しながら見れていなかった、ETV特集「ネットワークで作る放射能汚染地図」の最新の放映を見ました。そこには三年を経過して、福島に降り積もった放射能汚染が、どのよう に変化したかが、主に語れています。

調査によれば、全体を通して汚染物質は、半減していました。多種の物質はなくなり、セシウム134と137だけが残っています。がこれらが半減するまでかかる。福島に住むということは、何十年もこれらと付き合いが続くのですね。ただ、岡野教授は油断はできないと述べます。水爆実験で汚染されたビキニ環礁では、汚染の悪化と共に避難した島民が汚染が半減したのを機会に三年後に帰島したが、帰島後に食べた果物により放射線障害が多発して、結局は再び避難せざるを得なかった実例がある油断はできない。確かチェルノブイリ事故で、健康被害が多発し出したのも、直後ではなく、その後5年を経過してからですね。ソ連崩壊後のウクライナが、ずっと政情不安を続けている遠因には、チェルノブイリ事故による社会不安がベースにがあったのではと推測するのです。

でも、番組の 主役は、あくまで事故の被害にあった福島の住民でした。三年を経過して、北海道に避難した家族。放射線に気を使いながら福島にとどまる保育園児。家を見つけて落ち着いた間もなく命を落とす養鶏業の老人。Uターンしてまもなく被害を受けた農家の後継ぎ。それぞれの三年の歩みと、どの様にして生活を再建していくか?という道のりはことなります。でも、理不尽な事故によって、生活基盤を破壊されたことに違いはありません。

番組の住民が、表立って国や県へ 不満を述べることはありません。むしろ、自力でなんとか自分たちの暮らしをたて直して行こうという住民たちばかり。だからこそ、その姿が胸に刺さるのです。私たちは、彼らに何かを押し付けている。のではないか?と考えさせられます。