2017-01-25から1日間の記事一覧

治天の君の欲望が争いのもと(橋本治「双調平家物語ノート〜権力の日本人」を読む3)

平安時代に権力のまんなかに居たのは、やっぱり王朝や摂関家です。さらにそのまんなかに居たのは治天の君、すなわち後白河法皇 であって、たかだか平氏の権力や源平の争いというのは、添え物なんです。それまで、摂関家がとり仕切る官僚機構にコントロールさ…