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小松左京「日本沈没」を読んで思う

小松左京の「日本沈没」を読みました。子供の頃TVドラマで放映したのをチラ見したものの、怖くなってテレビの前から逃げ出したのを覚えています。今読むと、結構読みながら場面を思い浮かべる事ができる事に気がつきました。たぶん、311を経験した事からくるのでしょう。小説の最後で、日本列島全体は沈没して、日本人たちは世界中ちりぢりになって行きますが「それでも生き延びていかなければならない。そういった苦難を乗り越えてやっと日本人は“大人の民族“になるのだ」というくだりを老人がつぶやいています。内向きで排他的になりがちな現在の日本社会に対する批判のようにも受け取れます。