2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

半藤一利「日本の一番長い夏」

松本健一さんの、戦前や戦時中についてかかれた本を読みあさるうち、半藤一利さんの「日本の一番長い夏」という新書を見つけました。これがかかれたのは昭和38年で、様々な戦争の体験者を呼んで、終戦当時のことを語って貰うという企画です。総勢30人ほ…

明治の精神と明治天皇

松本健一さんは、前回「畏るべき昭和天皇」という本を取りあげましたが、もう1冊取り上げるのは「明治天皇という人」という本です。夏目漱石の「こころ」とか、明治天皇の死に殉じた乃木将軍の心境、司馬遼太郎さんの著作に現れる「明治の精神」というもの…

松本健一「畏るべき昭和天皇」

つい先日亡くなられた、松本健一さんが書かれた「畏るべき昭和天皇」という本を読みました。天皇や戦前のナショナリストにかんする書き物が多い松本さんは、一方で天皇の戦争責任は「ある」と明言している。右とも左ともどちらともいえない存在でした。ここ…

生きるための希望

数日前ですが、帰国子女の方でしょうか、日本に帰ってきたときに、人々の目が死んでいるなと感じたというツイートを目にしました。毎日の通勤電車の中で、周りの人たちの顔を眺めて、私も同じようなことを感じるときがあります。車中では皆スマホをいじりな…