2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

バブル経済前夜の雰囲気(田中康夫「たまらなくアーベイン」を読んで)

たまらなく、アーベイン田中康夫さんの「たまらなくアーベイン」と言う本を、なんの弾みか、アマゾンでポチってしまったのです。内容はといえば、男女の恋愛ゲームに関するエッセイと、70年代~80年代にかけた洋楽AORのアルバム紹介が混じって綴られ…

投資家目線などいらない(橋本治「乱世を生きる」市場原理は嘘かもしれない)

乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない (集英社新書) 先月から、箱根山の火山活動が活発になり新聞紙上をにぎわせています。昨年、木曽御嶽山では突然の噴火で山頂で登山を楽しんでいた人たちが多数なくなったことや、日本列島の火山が、最近は活発化してい…

宮城道雄 随筆集「春の海」

宮城道雄の「春の海」という随筆集と、たまたま古本市で出会いました。「春の海」は、正月になればあれでも聞く、あの琴のメロディーで有名で、宮城道雄はその作曲者でもあり、自身も琴の演奏家です。 彼は目が見えませんので、その文章に、色彩に対しての記…

川面の美しさ(木曽路をめぐる(その2))

木曽福島の朝は、エアコンをつけないといられないくらい寒い朝でした。寒暖の差が半端でないですね。前後左右がわからなくなる木曽福島の街がおもしろくて、朝は、少しだけ街歩きをしました。 街中には木曽川を渡る橋が町中にいくつもあります。橋の上から川…