2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

関東平野の地形と権力のかかわりを考えた

「中世から道を考える」という新書を読むと、印象的なことは、関東平野に流れる河川群が橋が整備された現在からは考えられないほどの交通の障害であったことや、川を渡る方法は舟であったり、「舟橋」と呼ばれる舟をつなげて橋を造る方法が主流のようでした…

戦争は個人の決闘ではない

小学生の時、授業でクラス文集を作りました。僕は「地球最後の日」のような作文を作ったのだけれども、となりの席の子は、栃木が戦争をして勝つような作文を作っていました。当時は、とかく戦争を当時はやっていたロボットアニメのように単純明快に考えてい…

「もうひとつのアメリカ史」を見て3

年末に、撮っておいた「もうひとつのアメリカ史」連続10回は長い。やっと 見終わったです。ふう。 オリバーストーン監督は、あえて「たられば」という問いかけを見る人に問うています。もし、冷戦終結後に、アメリカ側がゴルバチョフの問いかけに真摯に答…

明治維新は果たして革命だったのか?

明治維新が、革命なのかどうかということは意見が分かれますが、相当に血なまぐさい出来事であったことはまちがいないようです。また、新政府内部での権力闘争もものすごいものであったようです。まさしく、「昨日の友は今日の敵」という言葉さながらです。 …

「もうひとつのアメリカ史」を見て2

オリバーストーン監督の「もうひとつのアメリカ史」ですが、合計10回はながいですね。やっと8回まで見たところです。視点は一貫しています。いかに軍産複合体がアメリカ政府の政策をゆがめているかということ。彼らのゆがんだ世界観の根本にあるものは、…

「士族の商法」再考

勝負を決したがる。というのが武士の根本的な信条なのだろうかと思います。 邱永漢さんの「サムライ日本」というエッセイでは、旧財閥の企業の創業者の多くが旧士族であったということを述べています。「士族の商法」という言葉があって、商売のセンスがない…

「もうひとつのアメリカ史」を見て

オリバーストーン監督の語る「もうひとつのアメリカ史」年末に放送したのを、撮り溜めしたのをすこしづつみています。第二次世界大戦から冷戦下のアメリカを、軍産複合体と歴代大統領のせめぎあいという観点からとらえています。大統領の評価もその軍産複合…

箱根駅伝の選手名から、バブル経済の崩壊直後の世相を思い出した

お正月は、えんえんと駅伝をテレビ中継していました。私も、箱根駅伝などテレビ中継を眺めつつ、テロップに写される選手名をみて、名前がとても気になったものです。 漢字は様々ですが、ユウキと読ませる名前や、「翔」の漢字をつけた名前が本当に多いなと感…

夢想家が国権を語るのは日本の伝統らしい

板野潤治さんの「近代日本とアジア」を読んでいるのです。明治時代、アジアに対しての先人たちの意見が、どのように変遷していったか?例えば福沢諭吉が、どのようにアジア協調から脱亜論へ変遷していったか?を述べた本です。 で、板野さんは、これらの論の…