2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

橋本治「明日は昨日の風が吹く」を読んでいます。これは今は廃刊になってしまった雑誌「広告批評」に書かれたエッセイをまとめたものです。昭和の終わりの時期に書かれたエッセイの中に、お金のことしか考えない時代が終わってせいせいするといったことが述べられています。バブル経済の終わりとともに金のことしかない世の中が変わることへの期待感だったのでしょう。けれど残念ですが現実はもっと醜くなってしまいましたね。企業がひたすらコスト削減に励むバブル崩壊後は、カネのことしか考えない風潮を強化するだけでなく、ビジネス以外の物事も

橋本治「明日は昨日の風が吹く」を読んでいます。これは今は廃刊になってしまった雑誌「広告批評」に書かれたエッセイをまとめたものです。昭和の終わりの時期に書かれたエッセイの中に、お金のことしか考えない時代が終わってせいせい するといったことが述…

さいたま市「サウスピア」に入って思った

最近、家の近くに「サウスピア」というさいたま市の複合施設がオープンしました。区役所、集会所と図書館が一体になった施設なのですが、便利になったと思う反面で、もう少し工夫した方がよかったんじゃ‥と思うところもあります。例えば市議会議員の守谷千寿…

草間彌生自伝の続きを読んだ

草間彌生自伝の 続きを読んでいます。彼女はパリ行きをけって、ニューヨークに行きます。 ニューヨークで彼女は、当時隆盛だったヒッピーやフリーセックスのムーブメントにとびこんでいきます。ハプニングと称するパフォーマンスでしょうか、らんこうをして…

草間彌生の自伝を途中まで読んだ

古本屋で、草間彌生の自伝を見つけて途中まで呼んでいるところです。彼女の創作のモチベーションには大きく分けて、2つの要因があって。ひとつtは幼少を過ごした家に特に母親に対しての反発というよりは逃げ出したいという気持ち。もうひとつは高校生のころ…

雑感

テレビ東京に、路線バスだけで目的地まで旅するという旅行番組があります。毎回山間部や県境など接続するバスがなくて、歩いてわたる場面があって、なかなかスリリングです。で結局目的地につかないでギブアップしたまま番組が終わってしまうことも多々あり…

小松左京「日本沈没」を読んで思う

小松左京の「日本沈没」を読みました。子供の頃TVドラマで放映したのをチラ見したものの、怖くなってテレビの前から逃げ出したのを覚えています。今読むと、結構読みながら場面を思い浮かべる事ができる事に気がつきました。たぶん、311を経験した事から…

野間易通「金曜官邸抗議」を読んで思う

私自身が金曜日の国会前抗議に始めて行ったのは7月のころでした。ちょっと見に行くだけのつもりが、気がつけば「再稼働反対!」と叫んでいました。7月29日の、国会前前包囲は本当にすごかったなあと、野間易通さんの「金曜官邸抗議」を読みながら思い出しまし…

伊東豊雄「あの日からの建築」を読む

伊東豊雄さんの集英社新書を読みました。仙台に行ったときに「せんだいメディアテーク」にたまたま入ったことがあって、雰囲気が良かったので時間を忘れて長居したことがあります。それから伊東さんの建築には関心があります。 万博に反発して自己の表現に集…

「電通と原発報道」を読む(2)

しかし、本間さん曰くそうではないとのこと。むしろ、広告代理店は顧客の要望に忠実に答え、顧客にとって不都合な記事が、なるべく小さな扱いになるよう調整する。そんなふるまいが、内実など知らない私のような人間にとっては陰謀めいて見えるようです。も…

「電通と原発報道」を読む(1)

本間龍さんの「電通と原発報道」を読みました。昨年の官邸前抗議を大手マスコミが全く取り上げなかったこと、選挙前の選挙報道など、マスコミに対しては、記事の取り上げ方が全く公正ではない事に不満を感じるようになりました。 企業がマスコミに広告を載せ…

未来の党の分党騒ぎに思う

選挙の結果に失望しているところ、今朝になり未来の党が分党とのことで、更にがっかりしています。そして、マスコミの主導する世論と、自分のツイッターtlでの意見のあまりの違いにも困惑しています。振り返れば、バブル崩壊後は、選挙のたびに「青い鳥」を…