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小泉さんの演説を聞いて

 小泉さんの脱原発が、本心なのかどうかについては、いろいろな人がいろいろと述べています。やれ、原発後のエネルギー利権をねらっているだの、希代のポピュリスト脱原発と述べることが自民党の勢力拡張につながると考えているのだとか気をつけろ。みたいな書かれようですね。ちょっとどうなのという意見もあります。

 私自身は、小泉さんが変節したのは原発に対する態度だけであって、そのほかには変節したことはないとおもわないのですね。小泉さんは、かつて郵政にまつわる勢力を既得権益と見なしましたが、同じものを原子力ムラに見てとったわけで、その見立てはそう間違ってはいないのだと思うのです。

 また、小泉さんが利権をねらっているという意見もあるのですが、小泉さん自身にそれほど金銭欲があると感じないのですね。横須賀在住の人からは、小泉さんの自宅が質素であると聞いたことがあります。また、小泉さんは金で動く人ではないという記事や、電力会社からお金をもらってない議員は、菅さん小泉さんくらいだったという記事もみたことがあります。そして、その見立ても間違っているとは思えないのです。

 小泉さんと、小泉さんを周辺の政治家たちは分けて考えるべきでしょうね。それは、小沢さんと小沢信者を分けて考えることと同じです。どういうことかというと、小泉さんは平等主義者ではありませんが、自由と個人主義を重んじる人、権力で他人を支配しようという欲はないと思います。それらが新自由主義と結びついたのは、竹中さんをはじめとした彼の主張に乗っかった人たち、安倍さんのように権力で人を支配することを肯定する人たちで、小泉さん自身は、そのようなあり方とは異なります。

 小泉さんの演説を聞いていましょう。首相の時、小泉さんは郵政のことしか頭になく、ほかのことは「小さいこと」でした。今回も、脱原発のこと以外は「小さいこと」といっています。ワンイシューが悪いといっているのではありません。議会対策をさておき、あれこれ個別の政策をできるという候補者よりも、信用できると思います。